フォトウェディングのロケーション撮影申し込みから撮影日までの流れ
ロケーションフォト撮影日までのスケジュール
ロケーションフォトの流れについてご紹介する前に、まずはロケーション撮影全体のスケジュールについて把握しておきましょう。もちろん、フォトスタジオやプランの内容によって多少の違いはありますが、基本的には以下の通りになります。
- 問い合わせ 気に入ったフォトスタジオが見付かったら、早速電話やメールで問い合わせ、ロケーション撮影を希望している旨を伝えます。
- 打ち合わせ 具体的な希望や要望・プラン内容やロケ地などについては、電話ではなく一度来店して打ち合わせを行うのが一般的です。
- 撮影可能日の確認 打ち合わせ時に候補に挙がった撮影地の撮影可能日を、スタジオ側が確認し、連絡をくれます。
- 撮影許可申請 日時が決定すると、スタジオが撮影地に撮影許可の申請をしてくれます。ここまでのやり取りは、メールやラインで行われるのが一般的です。
- 申込完了 申請から2～3日後、撮影地から許可が下り、この時点で申し込みが完了、撮影日が決定します。
- 衣装合わせ 初回打ち合わせから数えて2回目の来店。フィッティングルームで衣装を試着し、撮影できるものをセレクトします。
- 撮影当日 いよいよ撮影日。問い合わせの日から数えると、約2ヶ月～2ヶ月半後に撮影というのが平均的です。
問い合わせから申し込みが完了するまでの流れ
「フォトウェディングはロケーション撮影をしよう！」と決まったら、まずはロケーションフォトプランの取り扱いがあるフォトスタジオを探しましょう。お店の公式サイトやカタログ請求などをして、気に入ったスタジオが見付かったら、早速電話やメールで問い合わせ・申し込みを行います。ロケーション撮影を希望している旨を伝えると、具体的な要望は一度来店して打ち合わせで確認する流れになるのが一般的です。
打ち合わせで決める内容
初めての打ち合わせでは、主に「撮影希望時期」「撮影希望場所」「撮影スタイル」について話し合われます。撮影をする希望する時期や希望するロケーションの季節、具体的に撮影したい場所、そして、衣装は和装か洋装か、スタジオ撮影もあわせて行うかなど、プランの内容も詰めていきます。ある程度、写真の仕上がりイメージを膨らませてから打ち合わせに臨むと、話し合いがスムーズです。
打ち合わせから申込が確定するまで
打ち合わせで希望のロケーションスポットが決まったら、その数日後、スタジオ側で撮影許可の確認をしてくれます。また、そのロケ地で撮影可能な日程をメールで教えてくれるので、ふたりの都合を確認し、撮影希望日を決定します。撮影希望日が決まったら、スタジオ側がそのロケ地の撮影許可申請を行ってくれ、許可が降りた時点で申し込み完了です。
ロケ地は事前に下見しておこう
背景に果てしない選択肢があるフォトウェディングのロケーション撮影。街中や大自然、あるいは思い出の場所で、素敵な衣装を身にまとって行う撮影は、まさに映画のワンシーンのようです。でも一般の人にとって、婚礼衣装を着て外で撮影をするというのは、実はかなりの勇気が必要。当日緊張と恥ずかしさで自然な笑顔が出ない！思ったほどいろんなポージングができない！となってしまっては、せっかくのロケーション撮影が台無しですね。そこで、ロケーション撮影をすると決めたカップルは、事前にロケ地を下見しておくと、次のような点で当日の本番撮影に役立ちます。
- 心の準備ができる 写真で見るのと実際に訪れるのとでは、撮影の様子をイメージできる範囲が大きく変わります。また、実際に撮影が行われる時間帯に行ってみると、屋外ならば人通りの多さや日差しが指す方向や角度なども確認できます。「ここでこんな風に撮りたい！」という場所があれば写真を撮っておいて、当日カメラマンの方に見せて提案するのもいいですね。
- 緊張が緩和される 初めての場所でいきなりドレスや着物姿で撮影するのは、かなりの緊張を誘います。一度その場所に足を踏み入れておくことで、当日の緊張はずいぶん緩和されるでしょう。限られた時間でリラックスしたいい表情を写真におさめるためにも、どんな場所かを知っておくことは有効です。
- 気持ちが盛り上がる ロケ地の下見をカップル2人揃って行うことで、2人の気持ちも撮影に向けて盛り上がります。ちょっとオシャレして下見に行き、そこで自撮りした写真を、ウェディングフォトと合わせて後日アルバムを作ったり、スライドショーにしたりするのも楽しいですね。
衣装合わせ
申し込みが完了したら、ふたたびスタジオに来店します。フィッティングルームに移動して、衣装選び＆試着をさせてもらいます。たいていの場合、当日のカメラマンやメイクスタッフなどは不在で、衣装の担当のスタッフがひとり付いてサポートをしてくれるような流れになります。当日担当するヘアメイクスタッフやカメラマンと綿密な打ち合わせを希望する場合、別途料金が必要になることが多いので、事前に確認しておきましょう。
衣装が決まったら、スマホやケータイで写真を撮っておくのがおすすめです。と言うのも、衣装合わせから撮影日まではある程度期間があることも多いので、撮影小物などを用意するのに、当日のコーディネートをすぐに確認できるのはとても便利だからです。
ロケーション撮影当日
ロケーション撮影の本番当日を迎えたら、まずは2人でスタジオへ向かいます。そこからの1日の流れとだいたいの所要時間は以下の通りです。
- スタジオでヘアメイクを行う（1〜1時間半程度） スタジオに到着したらまずヘアメイクを行います。女性は特に、ここで希望する顔と髪型に仕上げてもらえるよう、改めてしっかり打ち合わせをして、コミュニケーションを取りながら進めていきましょう。
- 撮影する衣装に着替える（30分程度） ヘアメイクが終わったら衣装への着替えです。和装の場合は洋装よりも少々時間がかかりますが、着付けもスタジオの人がやってくれるので安心ですね。2着以上撮影する場合は、1着目の準備が整ったところで準備完了です。
- ロケ地への移動（スタジオからロケ地への距離による） スタジオの車またはタクシーでロケ地へ向かいます。移動時間はスタジオからロケ地までの距離によりますが、撮影をする衣装を着ての移動になりますので、女性は特にロケーション撮影で選ぶ衣装は苦しすぎないものを選ぶよう注意してください。
- 撮影（1着につき30分〜1時間半程度） 1着につき30分〜1時間ほどかけて撮影していきます。2着撮りの場合は途中で着替えとヘアメイクが入るので、少々大忙しですね。でもそんな経験もめったにすることはありませんので、それも含めて楽しんでやりましょう！
- 写真を選ぶ（1〜2時間） 撮影が終わったら、写真をモニターで見ながらセレクトします。アルバムなしの全カットデータ渡しのプランだと撮ったものをすべてもらえるので、選定の必要はありません。
ここで1日の作業がすべて終了です。スタジオ到着から終了まで5〜6時間程度見ておけばよいでしょう。ロケーション撮影はスタジオ撮影よりも時間もかかりますし、疲れも出るかもしれません。でもだからこそ、それを2人で達成することで満足度も高く、いい思い出にもなると思います。
ロケーション撮影が向いているカップルは？
ロケーション撮影の醍醐味は、非日常を楽しめるということ。大自然の中でウェディングドレス、海辺を婚礼衣装の2人が手を繋いで走る、夜のネオンの下で佇むなど、日常生活ではあり得ない、映画や絵本のようなシチュエーションで自分たちが主人公になれる、というまたとない機会です。
こういった非日常の状況をワクワクしながら楽しめるカップルは、ロケーション撮影に向いていると言えます。逆にただでさえ写真を撮られるのは緊張するのに、俳優さんやモデルさんのようにポージングをしたり、物語の一部のようなシチュエーションを作ったりしているところを人に見られるなんて、恥ずかしくて絶対に無理！というカップルは、スタジオ撮影のほうがいいかもしれません。でも、試してみたら意外と向いていた！なんてこともあるかもしれませんので、少しでも興味があるなら、コレを機会にやってみてもいいかもしれませんね。
