フォトウェディングスタジオ・プランの選び方

フォトウェディングを決めたらまず何をすればいいの？

フォトウェディングをしてみたい！と思ったら、まずどんな写真を撮りたいかを考えてみましょう。最初にやるべきイメージ固めから、撮影が終わって納品してもらうまでの流れは、以下のようになります。

結婚式に比べると流れは非常にシンプルですが、その分スタジオおよびプラン選びが非常に重要になってきます。しっかりした選び方を選択できるよう、ポイント別の注意点を以下に1つずつご紹介していきます。

スタジオの雰囲気やロケーションが条件に合っているか事前に確認！

上記の流れの①、②にあたるところで、特に気を付けなければならない注意点・ポイントについてご紹介いたします。①でイメージがだいたい固まったら、②の段階で自分が思い描く衣装・背景・雰囲気で写真が撮れるスタジオを探しますが、具体的には公式サイトに掲載されている写真、資料請求で送られて来たパンフレットの写真などを見て、ふたりの理想とする写真と、スタジオの方向性が合っているかどうかを見てみてください。クラシック、ポップ、パステル、クール、ゴシックなど、衣装や背景で写真の印象はずいぶん変わります。

ロケーション撮影を希望するなら、チャペル、神社、夜景、植物園、古い建造物、学校など希望する場所を取り扱っているかどうかもチェックしましょう。また、子どもと一緒に撮りたい、撮影に家族も呼びたい、ペットと一緒に撮影したい、楽器を持ち込みたいなどの希望があれば、それも可能かどうか確認します。

フォトスタジオによって得意とするテイストが異なりますので、自分が撮りたいイメージの写真を撮ってくれるスタジオかどうか、具体的な希望が叶えられるかどうかという視点でスタジオを絞っていきましょう。

価格を予算内に抑えたい人はプラン内容をしっかりチェック

上記の流れの③、④にあたる「スタジオ見学」「プランの比較検討」「申し込み」ところで、特に気を付けなければならない注意点・ポイントについてご紹介いたします。気に入ったフォトスタジオが見付かったら、どのプランが自分たちの希望のイメージや予算にマッチしているのか、じっくりと検討していかなければなりませんが、フォトプランの料金体系はスタジオごとに大きく異なるため、パック料金そのものを比較しているだけでは、どちらがお得なプランなのかを判断することができません。

例えば「洋装シンプルプラン」として衣装からヘアメイク、データ、アルバムなどの料金まですべて含まれているものもあれば、「基本プラン」に必要なものをプラスしていくケースもあります。後者の場合、基本プランの料金にオプション料金が加算されていきますので、希望通りにするには総額がいくらになるのか、そしてその内訳をしっかり確認しなければ、どのプランがいちばん予算を抑えられるのかというのは決してわからないのです。

また、衣装についても、希望するプラン内容で選べるのは実際にどんなドレス（または着物）なのかを実際に見せてもらいましょう。いざ手に取ってみたらずいぶんと安っぽい衣装で、お気に入りの衣装を選ぶには高額なオプション料金を支払わなければならなかった、というのもよくある失敗のひとつです。

スタジオ見学でチェックする5つのこと

スタジオ見学で気になるフォトスタジオを訪れた際には、以下の5点について必ず確認するようにしましょう。

スタッフの対応も意外と大事

さらに、カメラマンやヘアメイクの方々を含む、スタジオのスタッフの人たちがどんな対応をしてくれるかも、スタジオ選びの重要なポイントです。実際に、スタッフの対応が悪かったために一度結んだ契約を破棄したという例も少なくありません。電話・メール対応はもちろんのこと、プランの紹介が利用者側の目線かどうかなども大切ですよね。ロケーションフォトを希望しているのにスタジオ撮影ばかり提案してきて、さらに強引に契約を迫ってくるようなスタッフが一人でもいた場合、全員が同じような教育を受けている場合もあるので要注意。話を聞こうとしていないとしか思えません。こちらの質問に真摯に答え、きちんと対応してくれるかどうかは、撮影が終わるまで気持ちよく過ごせるかどうかにも関わってきますので、しっかりと見極める必要があります。

気になるフォトスタジオがあって、そのスタジオのスタッフの対応について知りたいと考えるならば、先ずは「事前打ち合わせ」や「見学」の予約をするのがおすすめです。事前打ち合わせなしのスタジオだからと言って必ずしも対応の悪いフォトスタジオとは限りませんが、何度か打ち合わせを重ねたほうがトラブルは起こりにくいため、多くの優良フォトスタジオはこちらが何も言わなくても事前打ち合わせの日にちを設けてくれるはずです。反対に、見学に行った時点で契約を迫る、撮影の予定日を変更した場合に高い違約金が発生する、といったスタジオはあまりおすすめできません。よほど気に入った場合は別ですが、見学時にストックやサンプルを見せてもらってから一度持ち帰って比較検討できなければ、事前に見せてもらう意味がありませんよね。押し切られてその場で契約してしまわないよう、十分注意してください。

また、とてもにこやかで丁寧に対応してくれるスタッフばかりのスタジオでも、「料金は支払い済みなのに請求書が家に届いた」「打ち合わせのときに小物の持ち込みはOKと言われたのに当日ダメだと言われた」というような話の食い違いが生じることがあります。少しでも不安を感じたら別のスタジオへ行ってみるべきかな、と私は思います。信頼関係が築けないのに写真を撮ってもらっても心から笑顔で笑うことなんてできません。対応してくれたスタッフと最後まで良い関係を築けそうかどうかも含めて、しっかりチェックしましょう。

こんなボッタクリスタジオには要注意！

さて、魅力たっぷりのフォトウェディングですが、いいことばかりではありませんよ。フォトウェディングに限らず、ブライダル業界ってなんだかんだ悪評も多いもの。口コミを見て回っていたら対応の悪さにへきえきしたとか、フォトウェディングでボッタクリに遭ったとか、案外すぐ見つかっちゃうんです。

じゃあボッタクリに遭わないためにはどうしたらいいんでしょうか。まずは、自分たちの撮りたい写真のイメージに合っているかが第一条件。和装で撮りたいのに洋装が得意で勧められる、チャペル希望なのにロケーションフォトを推される。それじゃ最初からミスマッチで満足できるはずもありません。屋内・屋外や衣装など、譲れないポイントは決めておきましょう。

具体的にボッタクリに遭いそうになったという先輩の例をひとつご紹介しますね。ネットの口コミなどを見ても一番多いのは「値段が安いスタジオを優先して探したら酷い目に遭った」というもの。コスト削減等で値段を下げることも可能なのかもしれないけれど、あまりに安いところはさすがに警戒したいです。

先輩の失敗談ははじめて店舗へ行ったときから。フォトウェディングに興味がわいて、近場のスタジオでも安いところへ行ってみたそうです。そしたらお店に入るなり「予約はしてますか？」と聞かれ、していないと答えたらあからさまに面倒そうな顔をされたらしいです。

そこで帰っても良かったけれど、格安だからしょうがないのか、と我慢して話を聞いても態度は変わらず。でも担当者が途中で変わってプランの話を進めていたら、撮影日の変更時に揉めたとのこと。なんでも、撮影日を変更しようとしたらお金が必要と言われたらしいです。

先輩はそこで話をやめましたが、撮影日の変更だけでお金を取るなんてスタジオはボッタクリですね。こういうところに引っかからないよう、担当者の態度はよく観察しておきたいところです。